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All Rights Reserved | SWITCH Vol.22 No.10 -家族-の表紙 こんな家族が理想かも |
あまり大きな声では言いたくないけど
ウチは、機能不全家族だと思われる
50余年の人生の半分以上を、一緒に過ごしている
ウチの両親は 正直言って 仲が良くない
通学の電車の中で、男子校に通っていたチチが
違う学校に通っているハハに一目惚れをして
3回の破局 と 3回の復活 を経て
結婚し、zooが生まれ
右往左往しながらも離婚の危機を乗り越え
妹達が誕生し 育って
zooもいいオトナになっているんだけど
精神的にはまだまだガキだ
自分が生まれてから今に至るまでの
両親の置かれてきた状況や
美化される事なく 錆びずにとがったまま胸に残る
感情に身を委ねて 突いて出てきた
お互いに対しての悔しさや虚しさを考えると
どんなにPLUS思考しようとしても
自分の存在が邪魔に思えて仕方なくなる時が
今でもある
ここ1年以内のコトだけど
こことは別に持ってたHPスペースにこんな事を書いた事がある
それぞれに人は秘密をもっているだろうまた
ある間柄では
上辺と建前と諦めと猜疑しか
ないこともあるだろう捨て去ることも出来ず
隠し通すことも出来ず
己の中でくすぶっていた
本音がある日突然大爆発することもある
その場にいる皆に深い傷をつけるその後、その傷が癒されればいいだが
デジャブやフラッシュバックのように
突然思い出したり
似た状況に身を置いて
更に傷を深めることはあっても
癒されることなどない
そしてまた
消せない思いが燻ったまま膨らむのだ貴方が人の親であることを
自覚しているのならば
貴方の心無く何気のない
その一言がもつ影響力が
どんなに大きいものなのかいい加減に気がついて下され
我が両親
いい年こいて 自分の両親に対して
素直に感謝できずに こんな気持ちしかもてない
そんなオトナはいないだろ と。
親だって人間で
いろんな感情を持ち合わせて
それでも生きて来ているあの二人に対して
こんな感情しかもてない自分が
結構情けなかったりする
謝って欲しいわけでも
今から関係を修復する為に努力をしたいわけでもなく
ただ所謂「血の繋がり」しかないような
こんなもろい関係の家族じゃなくって
一枚の写真からにじみ出てくるナニカが
羨ましく思った
ただ それだけ